先日の基礎整体講座で、受講生の方から質問がありました。
側弯症についてですね。
http://seitaishi.livedoor.biz/archives/52108554.html
クライアントは、20代女性。
10代の時に、胸椎上部の側弯症の手術歴あり。
身体が辛いようですが、施術後は楽になっているようです。
しかし、その後攻めあぐねている模様。
側弯症の手術後は、整体では対応しにくいのは確かです。
グーグル先生で画像検索すると分かりますが、金属で固定もあり、変化を出すのが難しい~。
楽には出来ると思うんですが。
しかし、整体師としては、勉強して更に対応していきたいものです。
もっと、良い手があるんじゃないかと、常に探求しないといけません。
通ってくれているクライアントの皆様に楽になってもらいたいですから。
質問してくれた受講生の方のレベルで、その状態なら・・・。
筋骨格系を更に深くとかありますが。
縦郭胸膜とか、肋間筋とか。
だがしかし。
私のアドバイスは、「呼吸の改善をメインに考える」です。
要するに、肺尖まで使った胸腹式呼吸が出来るように施術し、指導します。
という事は?
整体で肺尖まで使った胸腹式呼吸が出来るようにするには?
腹圧を抜く
胸郭の動きを可能な限り改善
心臓の圧力を抜く
上肢のエラーの改善
第一肋骨に刺激
などでしょうか。
後は、クライアントの方に呼吸を訓練していただき、実感してもらうと良いです。
受講生の方の話を聞く限り、その女性の方は上部胸椎は金具で固定されてるから・・・。
本当の深い呼吸を知らないか認識してない可能性が高く、呼吸は常に浅いと思われます。
その為に、呼吸で本来動くはずの部位が全て動きが無くなるから、負の連鎖になります。
人間の身体は、内部からの力に弱いです。
呼吸がしっかり出来れば、中からの圧力で筋骨格系の構造に強い影響が出るかと。
整体による外部からの刺激で構造を改善しにくいなら、クライアント自身に呼吸を練習してもらい内部から変えれば良いと考えます。
その為に、クライアントの方に説明して協力してもらいながら施術していく事が重要かと。
整体で出来る事は少しかもしれないけど、協力すればその結果は想像を超えるかもしれませんね。
そんな手助けが出来る整体師でありたいものです。